ベトナムに接する広西チワン族自治区は、広大な国土と多彩な民族を誇る中国でも特別な地域です。
チワン族の女性は、整った目鼻立ちと白磁のような白い肌が美しい中国屈指の美女として知られています。
さらに自治区内でもベトナムにほど近い巴馬(バーマ)地区は1981年の国際老年医学会(ドイツ)で「世界長寿地帯」に、1991年の国際自然医学会(東京)で「世界5大長寿の里」に認定されている、百歳を超えてなお元気で健康な人々が暮らす「 不老神仙」の里。
その長寿で健康の秘密が、巴馬で収穫される「火麻(麻の実)」にあると言われています。
中国では古くから不老長寿の秘薬とされていた火麻(麻の実)。
巴馬では毎日お粥を食べる習慣があり、そこに欠かせないのが火麻(麻の実)。
砕いた実を使ってお粥を作り、絞った麻の実油を調味料に使ったり、毎日40~50g麻の実を摂取しているといいます。
また、火麻はマシニン(麻子仁)と呼ばれる漢方薬の原料でもあり、「内臓の機能を助け、元気を養い、常食すれば老いることなく神人や仙人となれる」と評される医食同源のスーパーフードなのです。